なんでこんなモノを読んでいるのかというと・・・。山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」がとにかく面白かったから。そして、自然と、モデルとなった小倉寛太郎さんに興味がわいて、彼の生の言葉を読んでみたくなりました。
ハハッ。
たいへん、ミーハー的な理由です。
読んだことのない人のために説明すると、原作の「沈まぬ太陽」は、日航をモデルとした小説です。
労働組合の委員長だった主人公が、アフリカをはじめとする僻地をたらいまわしにする懲罰的人事を受けるお話。話の途中で日航の御巣鷹山の事故が起き、現実と虚構を織り交ぜたドラマが展開します。
労働組合・・・私がバブル時代にOLをしていた大会社の労働組合といえば、どちらかというと、「お見合い倶楽部」的な感じでした。組合の青年部で誰と誰がくっついた・・・みたいな話が常にされていたものです。
そんなものに興味がない私としては、就業時間以外でなんかしなくちゃいけない組合は嫌いでした。
そんな私でも、読み出したら止まらなくなりました。
でもこの小説、善人と悪人をきれいスッパリと書いていて、いったいどこまでが本当で、どこまで虚構なのかなぁ? という疑問がありました。実際、賛否両論があるだろうし。
原作では大変な善人として書かれている「会長」こと鐘紡の伊藤淳二氏のことに触れたくだりが一番面白かったかな。
実際、会長はあまりに美化されているのではないか? などという疑問も呈されていて、興味深く読めました。
「沈まぬ太陽」を読んだ人なら、興味深く読めるのではないでしょうか。
【WMのための本の最新記事】

